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エアラインキャリアラボラトリ

「優しい鬼教官のいるエアラインスクール」エアラインキャリアラボラトリ 今まで、国内・アジア・アメリカ・ヨーロッパの航空会社に全員合格しています
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インタビュー:佐藤 日可里さん-ケルヒャー ジャパン株式会社 勤務

「業務だけでなく、人として高いクオリティを求められる上司と職場に恵まれて、本当に幸せだなって思います。」ケルヒャー ジャパン株式会社 佐藤日可里さま

ケルヒャー ジャパン株式会社で働く佐藤日可里様(26歳)にACLに通われた感想について詳しく伺いました。

プロフィール

1987年、宮城県多賀城市生まれ。
大学3年時に宮城学院女子大学英文学科内でのエアライン講座にて本堂と出会い、2人3脚の就職活動を開始させました。
宮城学院女子大学卒業後、新卒でケルヒャー ジャパン株式会社に就職、新卒採用1期生。
入社後は、ドイツのシステムを使いながら法人物流のお仕事を4年に渡りご担当。
現在は、同社インターネットショップの運営を通し、個人のお客様への接客業務をご担当される。
就職をされて5年。ご自身の就職活動を今共に振り返ります。

本堂先生のレッスンは、エアラインのことだけでなく、女性のこと、社会のことでした。

当初は空港地上職を目指していたんですよね。

はい、最初は航空会社に行こうと思っていました。何も分かっていなかったのでイメージから入っていました。中学の頃から英語が好きで「エアラインいいな」って。でも私は背も低いしCAっていう感じではないから、「グランドスタッフいいな」って本当に漠然と思っていましたね。
大学生になってからも女性らしい素敵な大人になりたいなっていう気持ちがあって、グランドスタッフなら綺麗で素敵だなって思っていたんです。

本堂のレッスンに通い始めた時期はどう感じていましたか?

5年ぶりなのに変わらずお話が出来るのが本当にうれしいですね。

毎回レッスンに行くのが楽しみでしたね。色んなことに興味があった時期でした。
就職を目の前にしながら世の中の事なんてわかっていなかったから、そういうことを事細かに教えてくださる時間っていうのがすごく楽しかったです。

普段の仕草や表情まで、こんな細かいところまで見てくださるところはないと思います。資料も内容が充実していて本屋さんで売っているものより分かりやすい説明でしたし、他では絶対に教えてくれないことを学ぶことが出来たと思っています。

本堂のレッスンを重ねる内、何を学べましたか?

「こんなに細かく指導して下さって。」と日可里さん。写真やビデオで面接での弱点を認識でき、自分を発見出来ました。

当時のプリントには日可里さんのメモがびっしり書かれています。

本堂先生のレッスンは、エアラインのことだけでなく、女性のこと、社会のことでした。

私の場合は、エアラインの事もそうですが、働く女性とはという広い視点から、女性として振る舞いや言動、人間として、というところを教わりました。
ひとりの大人の女性として就職活動にどう立ち向かうべきか、いま何に気付くべきかを学べたのが大きかったと思います。

具体的には、エアラインのこととは別に、女性らしい振る舞いとか、立場と態度とか、お化粧まで教えてくださって、私の「なりたい女性像」を事細かに教えて頂けたのが楽しかった。

あの頃は、就職というよりむしろ関係のないような話題ばかり話していた気がします。いつも話しやすい雰囲気を作って下さったからなんでもお話しできましたね。

受講生さんと色んなお話をさせて頂くことで、性格や考え方、細かくは言葉や文章の癖にも気付けます。
内面にアプローチしながら、自分を知り、自然な笑顔を出せるようにすることはエアラインだけでなく、これから社会に出る大人として大事なことだと考えています。

現職場の説明会に出て、やっと辿り着いたという気持ちがして「ここに入りたい。」と思えました。

就職活動中、少し立ち止まった時期がおありでしたが、あの時期はどういう気持ちでしたか。

いつも自分の本心に聴くことで選ぶべき道をきちんと選んでこられた日可里さん。

はい、自分では頑張っているつもりだったのですが、なかなか結果が出せず苦しい時期でした。

親と向き合い胸にあることをすべて話して、ケンカにもなったこともあって。でも母は私の性格を分かっていて、自分を持ち上げる気持ちを芽生えさせるように厳しいことを言ってくれていたって後で分かったんです。

スッキリしたっていうほど泣いたこともありましたね。家族の叱咤激励がいたから就職は乗り越えられたと思いますね。
特に、私の時は就職氷河期でしたから厳しい時期でしたし。
今思えば、母の思惑通りでしたね。

どうして、航空業界から方向変換をしたのですか。

最初は本当にグランドスタッフをなりたいって思っていたんですよ。それで、東京に説明会を聞きに行ったときに1人で羽田空港に行ったんです。ANAのカウンターの前で、しばらく眺めていたんです。が、いざ自分がそこで働いているっていう想像を巡らせてみた時、「綺麗で素敵だし、なれたら嬉しい。でも、本当にこれが自分のやりたいことなのか?なんか違うな?」と煮え切らない自分に気付いたんです。

それで、よくよく考えてみたんです。そうしたら、仕事っていろいろな職種があるんだって気付いて、そこから手当たり次第に他業種の採用試験を受け始めました。

業界を広げ、色々な企業に足を運んでみて、新たに見えたものはありましたか

それまでに経験したこと全てを踏まえて「やってみよう」と思えた時、自分の就職活動が変わったんです、と熱く語る日可里さん

ようやく自分で納得しながら行動できるようになったと思います。複数の会社を受験する度に沢山の方に出会い、色々なことを言われましたが、全て必要なプロセスだったんですね。

自分がグランドスタッフを脇に置いてみたときに何をやりたいかは全然分からなかったのですが、これまで経験したこと全てのことを踏まえてやってみようって気持ちで、目の前にあるものに全力投球できるようになりました。その結果手に入った合格でした。

今の会社に決めた一番のポイントはなんですか。

現職場の説明会に出て、やっと辿り着いたという気持ちがして「ここに入りたい。」と思えました。

私は普通よりより面白いものが好きなんです。
当時からCMで知っていた企業でしたし会社説明会に出てみると、今までの会社とは違って、「面白そう!楽しそう!」って思えたことがポイントでしたね。
「先生、ここに入りたい」そう言ってレッスンをさらに続けました。

日可里さんのここにポイントがあります。
当初、彼女は航空会社に自分が抱くイメージ(型)に自分をはめようとするところがあったかもしれません。しかし、そこから出て、目の前にあることに好き嫌いせず打ち込んだことで、自分の道を見つけられました。大切なのは、航空業界から方針を変えたことをきっかけに動き始めた「型にはまらず、自分の手で掴もうという本当の気持ち」だと思います。

実際、現職場の採用面接ではどうでしたか?

何をどうやって伝えたらいいか分からなかったと当時を振り返る日可里さん。採用面接では、工夫して自分を表現し、高倍率の試験に合格されました。

教わったことを全部出し切る、立ち振る舞い、言動すべてという想いで一生懸命に乗り切れたと思います。

本堂さんのレッスンは、普通では終わらなくて、自分でも言い表しようのないことをアピールポイントとなるようにポン!と言ってもらえるんです。本当にびっくりするくらいの気づきでした。

特にケルヒャーの面接では、私は、人とは違うところをアピールしたいと思っていましたから、大勢の中ではなく個人的にみて頂けたことで、いつしか自分に自信がついたと思います。
自己紹介文もパターンを変えて何本もオリジナルの文章を考えて頂きました。「効果的に伝える練習」をしていたことで、面接でも工夫した文章を使って自己紹介できました。
願った企業から内定をいただけた日は本当にうれしかった。

「どんなに辛くても3年は頑張ろう」って思いかえして、やりました。

現在の外資系のオフィスの雰囲気はどうですか。

厳しい時期をなんとか乗り越えてきました、と入社後の変化を明るく振り返る日可里さん。「だってやってみなくちゃ分からないから。」

ワンフロアで仕切りもなく、見通しの良い垣根のないオフィスです。社風も垣根が低く、結構、フランクですね。

実は、制服がなくて、毎日私服なんです。入社当時、毎日私服を選ぶのは大変だから「制服があれば毎日楽なのに」って直属の部長に聞いたんです。
そうしたら「うちの会社はね、“従業員”ではあるけれども“言われて従う”のではないんだよ。“一人一人が考えて仕事をする”社風なんだよ。制服着ちゃうと一色に染まってしまうから、それは違うよね。」って。
それで「あ、そうだ。私はそういう会社を求めていたんだ」って実感しました。

新入社員として入社されてのお仕事はどうでしたか。

私も入社後は辛い時期があって「やめてやる」なんて思ったりしました。
特に私の期は新卒1期生で、同期がたった4人。同じ部署に同期はおりませんでした。
でも、すぐ「どんなに辛くても3年は頑張ろう」って思いかえして、やりましたね。すぐに辞めたんじゃ、キャリアにも何にもなりませんから。(笑)

不思議なもので3年目くらいからいろいろなことが見えてくれるようになったんです。
仕事や人間関係に楽に打ち解けられるようになり、「できた!」と思えることが増えるようになった。

現在の部署に異動する時も「みんな1年位しか持たない厳しい職場だ」と聞いたのですが、「それは他の人の感じ方、自分でやってみないと分からない」と思ってやってみたんです。
そうしたら、やはり仕事に厳しい上司と厳しい仕事で大変だけれども(笑)それが、うんと楽しいんです。

女性の管理職の方は多いのですか。

女性の上司は多いです、輝いていて、信頼の厚い、素敵な先輩が多いですね。

特に今のお仕事では、勤務態度から文章の作り方まで、すごくレベルの高いクオリティを求められるのですごく大変です。
けれども、業務だけでなく、人として成長させて頂ける職場で、日々「こんなこと知らなかったのか」って気づきを与えてくれる上司に巡り会えて。社会人5年目でこんなに教えてもらえる職場に居られて、幸せだなと思いながら、楽しんで働けるんです。

本堂が指導したことで現職場に何か役に立っていますか。

インタビュー中、笑顔が絶えない日可里さん。笑顔のなかにある芯の通った信念と努力が感じられました。

実は、現在の上司に教わっていることっていうのが、当時本堂さんに教わっていたことなんです。

接客の仕方、清掃の方への接し方をはじめ、文章の書き方など本当に「人として」という所に高いクオリティを求められる職場なのですが、そこに通ずることを習っていたんですね。

私は、当時から納得して教わっていましたから、今の仕事でも、当時のように素直に受け入れられていると思います。

厳しいお仕事で体調管理はうまくいっていますか。

今は健康で楽しく仕事が出来るようになったのですが、実は、2年前ほどに、突発性難聴になって入院したことは大きかったと思います。
もともとマイナス思考ではない私も、仕事で悩んだ時期があったんです。自分でも気づかなかったんですがストレスがあったんですね。一週間入院して治ったんですが、あの時期は辛かったです。

辛かった経験を語れるということは、まさに乗り越えたこと、素晴らしいです。
お仕事で体調を崩すことは誰しもあるんですね。
大事なのは、日可里さんのように、そうなった過去の自分を消さずに乗り越えて、更に高めていかれることですね。

よく「ストレスだ」と認識できましたね。今の若者の多くは、体調が悪い時は共に心も疲れていることもあって、“仕事で病気になった、辞めよう”って直結しちゃうんですが。

確かに、病室にいた間は泣いたこともありました。
でも、よく考えてみると、仕事への見方が変わって、加減というのが出来るようになって。自分とも、仕事とも、上手に付き合えるようになれたんです。

私は、これから子供ができたとしても働きたいですから、そういう意味でも色々なことを考えられるようになれたんですよね。

そのご経験から学んだことを一言でいうと何ですか。

「相手は鏡というか、自分次第で状況は変わる」ことを、身をもって学べました。

今でも大変だなと思うこともありますが、上司からも、自分の仕事ぶりに温かいお声がけを頂くこともあり、「期待して下さっているな」「嬉しい、もっと応えたい」って思えるようになりました。さらに遣り甲斐も実感できるようになりましたね。

佐藤さんは5年間いろいろと経験されて、本当にご自身を成長させました。辛いことを乗り越えながら、周りの方にも良い影響を与えるようになっています。
自分の考え方に気付いて、自分が変わり、周囲にいい影響を与えられるようになる。だから自分も周囲から良くして頂ける、その変化がすなわち成長。まさに、当スクールが目標としている理想的な姿です。

お母様もお仕事をされておられるのですよね。

はい、母はもう15年働いていますね。今でも私が「専業主婦になろうかな」なんて

こぼすと「仕事がなくなると寂しいものだよ」と諭されますよ。
就活の時期もそうでしたが、今も愚痴を聞いてもらって、やっぱり、母ですねぇ。

やる前から悩んでやめるより、やりながら進んでいく、悩む前に先ずやろう!って伝えたい

これからの就活生へメッセージをお願いします。

先ず目の前にあって出来ることは片っ端からやってみること。やってみないと、それが自分にとってどうなのか分からないです。

試験があれば受けてみる、出来ることはやってみてその結果をみながら考えるのもひとつだと思います。
やる前から悩んでやめるより、やりながら進んでいく、悩む前に先ずやろう!って伝えたいですね。

本堂さん、時に厳しく、時に優しく楽しく指導をしていただき、ありがとうございました。

これからも色々なお話をしながらお互い良い人生を歩んでいきましょう。また教室にいらして下さいね。
今日はお忙しところ貴重なお話をありがとうございました。



※ インタビュー日:平成26年6月29日

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